これからの塾講師〜あなたはニュータイプですか
「正解を出す力」にもはや価値はない!
のキャッチフレーズに衝撃を受け、「ニュータイプの時代(山口周 著)」を読みました。
塾講師を採用する立場としては、これからの人材観、労働観を仕入れておきたかったのです。
あなたはニュータイプですか?
ところで、あなたは「ニュータイプ」でしょうか、それとも「オールドタイプ」でしょうか。
それぞれの特徴を箇条書きにしますので、チェックしてみてください。
オールドタイプ
- 従順
- 論理的
- 勤勉
- 責任感が強い
- 問題が与えられるのを待ち、正解を探す
ニュータイプ
- 自由
- 直感的
- わがまま
- 好奇心が強い
- 問題を探し、見出し、提起する
「ニュータイプの時代(山口周 著)」の主な主張は、「正解を出す力」にもはや価値はない! です。
「役立ち」市場は、競争が激しいレッドオーシャン。
これからは、「役立ち」市場から「意味がある」市場へ時代が変わるというものです。
市場が変わるというのであれば、時代に合わせて塾講師の適性診断、人材選定も変えなくてはなりません。
ニュータイプの時代では、どうやら次に挙げるポイントが「良い人材」と言われる項目になりそうです。
ニュータイプ時代の塾講師
- 肩書きや立場に関係なく、フラットに振る舞える
- 経験をリセットし、新知識をアップデートし続けられる
- 徹底した潔さと次へトライする行動力
- 複数の組織と横断的に関われる
- 価値を創造できる
- 仕事の意味を求める人材
- 論理に加え、直感で動ける
「正解のない世の中」へ子どもたちを送り出すにあたり、求められる教育は何が正解か?
まさにこの思考がオールドタイプなのかもしれません。
そもそも正解などなく、求められる教育も多種多様になるでしょう。
子どもたちが自分に合う”ところ”を選び、「どんな教育もありなんだ」「どんな育ち方をしてもいいんだ」という価値観が出てくるイメージです。
そうして、子どもたちが認められて、ある時期の居場所が「学習塾」である、という感じになるでしょう。
これまでの学習塾の主な使命は「成績アップ」「志望校合格」でした。
これからも変わらない重要な要素ですが、単に解らないところを解説する、といった解決型授業の時代ではなくなります。
1回の授業の中に講師の知性や向上心が感じられる、コーチングで生徒のやる気を引き上げるなど、価値を常に創造し続ける塾サービスが求められるようになります。
塾講師の面接では、「子どもを中心に考える」教育を実践できる人材であるかどうか・・・も重要な採用基準になるでしょう。
生徒と年齢が近い塾講師バイトであれば、「一緒に学ぼう」という姿勢が問われる時代なのかもしれません。(吉田松陰の教育法が思い浮かびます)
いずれにしても、市場の変化に合わせて求められる塾講師像は変化していきます。
これから塾講師をやろうとしている方は、社会の流れにも着目してみてください。
まずは情報収集からです。
地域の求人情報誌で塾を探してもよいですが、バイトの求人募集サイト で検索するのが早くて便利です(※「塾講師」と検索すると多数の求人情報が表示されます)。
時給、勤務地、指導教科などの条件を確認し、フォームで申し込めば完了です。後日、人事担当者から返信があります。勇気を持って、面接にチャレンジしてみてください!