ブラック企業(塾)を見分ける方法

「ブラック企業」「ブラックバイト」という言葉がすっかり定着しましたが、今回は「ブラック」を見分ける方法をご紹介します。
これから塾講師バイトを考えている方は、「バイトだから、嫌ならすぐに辞められるだろう」などと甘く考えないでください。
なぜなら、辞めたくても簡単に辞められないのが「ブラックバイトの特徴」の一つだからです。
「ブラック」かどうかを見極めるための「4項目」は次のとおりです。
- 必要書類が提示されるか
- 損した気分にならないか
- 契約形態は「アルバイト」か
- 「退職」「シフト」のルールが明確か
◆必要書類が提示されるか
採用・内定の通知を受け取った後、「労働条件通知書」「雇用契約書」がバイト先から提示されるかどうかを確認しましょう。
労働条件の明示は労働法の義務です。もし明示されないのなら、そのバイト先は遵法精神に欠けています。
従業員(社員・アルバイト)に対して、ブラックな業務を強いる可能性が高くなります。
労働条件通知書は一見、小難しそうな文書ですが、必ず目を通しましょう。
「契約期間」「賃金」「業務内容」「就業時間」「賞与」など、疑問があればバイト先に質問しましょう。
◆損した気にならないか
働き方の説明を受ける際、何か損した気になったら、それは「ブラックを察知したサイン」かもしれません。
例えば、制服や教材などの業務上必要な備品が自己負担となる、もしくは給与から差し引かれるケースです。
「違法」とは言えませんが、業務で必要なものは支給されることが常識です。
ブラックバイトでは、多くの面で「普通」や「常識」とかけ離れた点があるので要注意です。
そのほか、タイムカードの打刻タイミング。
「給与の発生は15分刻み」という独自のルールを設け、15分以下は端数として切り捨てる企業もあります。
15分以下の残業はもちろん、細かな話、制服の着替えに要する時間も労働時間に含まれます。
細かな話ですが、給与は1分単位で支払われるのが原則です。
◆契約形態は「アルバイト」か
雇用形態が「アルバイト」になっているかどうかを必ず確認しましょう。
例えば、家庭教師のアルバイトでは、いつの間にか「業務委託契約」になっていることがあり得ます。
業務委託契約は、労働者が個人事業主となって業務を請け負うものです。
雇用主との関係が対等になるということなので、法律上、あなたは「労働者」ではないことになります。
残業代も出なければ、労働法の保護すら受けられません。怪我や病気になった際の補償もありません。
◆「退職」「シフト」のルールが明確か
「バイトだから、嫌ならすぐに辞められるだろう」と思っていたのに、なかなか辞めさせてもらえない・・・。ブラックバイトによくある話です。
もし、あなたが大学生であれば、就職活動や卒業といった転機がありますから、事前に「辞めるための条件」を確認できるはずです。
ブラックバイトでは、アルバイトに正社員のような責任感を植え付け、辞めようとすると「代わりの人間を連れてこい」などと言われる場合があります。
そのほか、勝手にシフトに入れられたり、連絡なくシフトを削られたりすることもあります。
退職やシフトの組み方について、自分の希望がどれだけ反映されるかを採用前に充分に確認しておきましょう。
まとめ
「ブラック」察知力を磨くため、厚生労働省が示すブラック企業の特徴も確認しておきましょう。
厚生労働省が示すブラック企業の特徴
- 極端な長時間労働やノルマを課すこと
- サービス残業やパワハラなどコンプライアンス意識の低さ
- こうした状況下で労働者に対して過度の選別を行うこと
簡単に言うと、「ブラック企業は働く人を使い捨てにする」傾向があるということです。
バイトを始める前に「バイト先の社員の状況」がわかれば良いですが、なかなか難しいでしょう。
また、面接段階でどこまで突っ込んで確認して良いのか、採用に影響しそうな部分なので慎重にもなるかと思います。
最終的には、「自分の感覚を信じ、雰囲気から察知すること」が大切です。
「体育会系」「気合・頑張り精神系」なら過酷な労働が正当化されているかもしれません。
「面接で突っ込んだ質問に答えたがらない」「話をごまかす」「そもそも仕事の話をしない」という場合もあるでしょう。
バイト採用担当者から出る言葉の節々に「ブラック企業」のサインが隠れているはずです。
塾講師は、子どもを相手にする仕事です。ご想像のとおり、ある程度は自己犠牲の精神がないと務まりません。
しかし、そのような仕事だからこそ、塾業界はブラック化しやすいのです。
もし、「ブラックバイトかも???」と思い始めたら、次のことを思い出してください。
- 生徒を大事にしない塾は、”人”を大切にしない。
- 生徒を大事にする塾は、”人”を大切にする。
言うまでもなく、「人」というのは社員やアルバイトを指します。
子どもたちの教育に携わる学習塾ですが、その教育理念が本当に企業に根付いているかどうかです。
真に素晴らしい会社とは、働く側も消費者も経営者も、そして世間全般に対して「WIN-WINの関係」を築き、それを続けられる組織を言います。
まずは情報収集からです。
地域の求人情報誌で塾を探してもよいですが、バイトの求人募集サイト で検索するのが早くて便利です(※「塾講師」と検索すると多数の求人情報が表示されます)。
時給、勤務地、指導教科などの条件を確認し、フォームで申し込めば完了です。後日、人事担当者から返信があります。勇気を持って、面接にチャレンジしてみてください!

